ぼくらならどんな意気地ないやつでものどから血が出るまでは叫ぶんですよ ~一生懸命にやるということ

2020年03月29日 代表者BLOG

日本の企業研修というのは特殊な空間で、経験上、参加者への動機付けが著しく低いのが特徴です。実際、ほとんど「お休み」だと思っている人がかなりの割合おり、そのネガティブな状況をまずイーブンに持ってくるのが最初の仕事になります。その分、良い研修を行った場合、ポジティブな驚きになるのですが、とはいえ最初から動機付けができていない人間を教えるというのは効率が悪いことに変わりありません。そもそも何を学ぶかも分からずに研修所に集まってくるなどということは、自分のキャリアを自分で作っていくんだという欧米や中国ではありえません。もともと自分で主体的に学ばなくても終身雇用と出世がある程度確保されてきた日本ならではの現象かもしれません。

 

さて、弊社の研修では受講態度が悪い場合、その受講者は参加資格を剥奪します(要するにクビ)。クビになって初めて自分が失ったものに気が付く人が多いのですが、それはそれで良い気づきでありましょう。やる気のない人は来なくてよいのです。周りの真剣な人に迷惑です。

 

「セロ弾きのゴーシュ」という宮沢賢治の有名な小説にこんな一節があります。

 

「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地ないやつでものどから血が出るまでは叫ぶんですよ。」

宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』

この短編小説は…

 

続きはこちら